能登半島地震
2024年1月1日
レポート
概要
2024年1月1日、16:10に起きたマグニチュード7.6の地震は、石川県をはじめとする周辺地域に大きな被害をもたらしました。被災地は復興にはまだ程遠く、家を失って行き場のない人々が今もたくさんいます。
死者:281人、負傷者1,577人、行方不明者3人
損害総額:176億米ドル(推定)
津波:6.58メートル(21.6フィート)
前震:5.7 MJMA
余震:合計8,582回、M4以上169回
前回の訪問のレポート
私たちは5月4日の夜に佐野を出発し、真夜中に石川県に到着しました。今回は小学生3名を含む9名からなるチームです。
5日の早朝から準備を始め、地震と津波の被害を受けた輪島市で炊き出しをしました。場所は、約50名ほどの人々が寝泊まりしている避難所で、震災から5ヶ月経った今も行くあてのない人々が暮らしているところです。
輪島市までの道中では、まだ道が崩れたままだったり、ひび割れや土砂崩れがそのまま残っている箇所がたくさんありました。また、たくさんの壊れた家が、そのまま瓦礫となってい
ます。遠く離れた場所に住んでいるとなかなか情報は入ってきませんが、まだまだ復興までの道のりは見通せていない状況です。
そのような中で、私たちは避難所にいる人々や周辺地域の人々のために、スパムおにぎりと味噌汁、スナックと飲み物を配りました。小学生メンバーも一生懸命お手伝いし、みんなで心を込めて作りました!
配り終わった後、一人の男性と話しました。
「ここは山に囲まれてとても気持ちいい場所ですね」と言うと、「前はもっといい場所だったんですよ」と話してくれました。震災当初からずっとこの場所でボランティアをしているこの男性からは、震災で失ったものや大変さが痛いほど伝わってきました。直接話に耳を傾けたり、人と繋がる必要性を目の当たりにした瞬間です。物質的な支援のみならず、あまり表に出せない精神的な支援も大切です。
それから、私たちは珠洲市の老人ホームを訪問し、被災者の話を聞きました。3つの施設をまわり、ひどく損傷した建物を見学しました。
震災直後、この場所には多くの避難者が避難してきました。100名の利用者と職員の3日分の食糧と水を備蓄していたそうですが、それを避難してきた250名の人々と少しずつ分け合い、みんなで1週間耐えたそうです。電気も水道も止まり、お正月の楽しいはずの期間を、寒さに震えながら喪失感と不安の中を過ごしました。
今はだいぶ状況は良くなっていますが、地震でできた段差や亀裂はそのままで、公費解体の承認が降りるのをたくさんのお年寄りと一緒に待ち続けています。案内をしてくれたスタッフもまだ避難所で生活しており、被害を受けた家の片付けに圧倒されています。
私たちは先日この施設に300人分のニット帽を送り、今回は栃木のいちごと飲み物をプレゼントしました。
輪島市
2024年5月5日
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